ダンジョンズ&ドラゴンズ NEXT
- 2014/08/01
- 23:59

■What NEXT!? (最終更新:2014/05/24)
ついにD&D NEXT始動の年となった。
翻訳能力は対して無いため、D&D 5thの活動については、より経験有る他サイトに譲りたいと思う。
D&Dの販売スケジュールについて、こちらでまとめてみたので参考にしてほしい。
また、ここまでに聞こえている情報ではどうもD&D NEXTはコアルールの一部を無料公開してキャラメイクなどはルールブックを手に入れなくても可能にすると言うことらしい。ビルダー的なシステムも導入予定とのこと。
7月発売のスターターセットまでには、自分でキャラが作れるから、スターターセットのアドベンチャーを自作キャラで楽しんで欲しい!的名ことを偉い人がtwitterで言ってた。
そのためにプレハンが強気の値付けになっているのかもしれない。
いずれにせよ、本を購入せずに始められるというのは最近よくある基本無料!という呼び込みができるので、コレで人口が増えることを祈りたい。
このブログでも無料公開部分はできるだけ早めに訳したいなぁ。
既に手に入れることができるD&D NEXT関連物は、PDF販売されている以下物である
【Vault of the Dracolich】
【Ghosts of Dragonspear Castle】
【Dreams of the Red Wizards: Scourge of the Sword Coast】
【Dreams of the Red Wizards: Dead in Thay】
※DriveThruRPGは海外のDL販売サイトなので表記は全て英語です。
また、2013年12月までオフィシャルで公開していたプレイテスト最終版が存在する。
■それぞれの簡単な説明
○Vault of the Dracolich(自分は未購入)
2013年のゲームデイでプレイされたシナリオ。複数のパーティーを同時進行させるというライブRPG的なシナリオとなっており、確か最大で4パーティー24人が同時にダンジョンに突っ込んで行くと言う豪快な展開。そのためDMが各卓1人つく他に、ダンジョンの全体を管理するコーディーネータと言うポジションの人が1人いることが推奨される。実に29人もの人数で遊ぶことが可能と言うシナリオである。
NEXTだけではなく4版でも遊べるというイベント案内になっていて「一体どういうことなんだ…」と話題にもなったが、このシナリオ以降オフィシャルのシナリオは「シナリオ部分+各バージョンのモンスターデータ」と言った販売形式(もしくはモンスターデータだけ後日Web公開)がメインとなっている。
ウィザーズとしては「4版のシナリオを買って、それがそのままNEXTにも使えるんだZE!みんなNEXT遊んでくれよNA!HAHAHA!」と言うことなんだろうか。
これ一冊で遊べるわけではない、と思うけどシナリオとしては秀逸。実はエンカウンターズのサーチ・フォー・ザ・ダイヤモンド・スタッフ(だっけ?)に続いている話だったりするので読み物としてはオススメ。ただNEXTをはじめたくて買う!という物ではないので注意
○Ghosts of Dragonspear Castle(購入済み)
こちらは2013年8月のGENCON会場で販売された、限定ミニチュア付き冊子のPDF版(もちろんミニチュアは付いてないよ!3Dデータで添付して3Dプリンタ対応とかだと面白そうだけど)。内容は以下の通り
・シナリオ(ソードコーストが舞台)
・クイックスタートルール的な物
・モンスターデータ
・サンプルキャラクター×6
→クレリック/人間
→ファイター/ドワーフ
→ファイター/人間
→メイジ/エルフ
→メイジ/人間
→ローグ/ハーフリング
サンプルキャラは1Lvスタートで10Lvまでどうやって成長するかのデータが掲載されている。
分かる人には分かると思うけど4版の『シャドウフェル城の影』のような作り。
ちなみにNEXTはグリッド戦闘はオプションルールと言うことになっているのでポスターマップは無し。最近ウィザードは「段階を踏んで内容を理解させる」と言う商品展開をしているので割と心象は良いけど、「オプションルールだからマップを使った戦闘はサポートが薄いに違いない!」とか言われないか心配。
まあMTGとかのTCGノウハウで初心者→中級者→上級者→廃人とステップアップさせるのは慣れているだろう。
取り合えずこれ一冊あれば、D&D NEXTっぽいゲームができるので取り合えず買っておいて損は無いだろう。
2014/2/11追記:更に公開停止になったプレイテスト版も、2013/12/1最終版がGhosts of Dragonspear Castle購入者はDLが可能になった。このため、本格的に4版でいうところのシャドウフェル城の影のような商品となった模様。書籍としての販売がイベント限定だったのが悔やまれる。
■How to Play部分の大雑把なレビュー
○Dreams of the Red Wizards: Scourge of the Sword Coast(購入済み、未読)
サンダリングシナリオ三部作の3つ目で、2014年2月スタートのエンカウンターズのシナリオでもある。
さらにシナリオとしてはGhosts of Dragonspear Castleともつながっていると言う。
色々と調べた感じでは3.5版や4版のデータはなく、完全にNEXT対応のものとのこと。そしてPDF販売のみとのこと。
新しいことにチャレンジしてくというスタンスが見えるが、サンダリングは全部昔の版でも遊べるようにするとか言っていたような気が……?
あとNEXTのルールもプレイテストキットが公開終了になっているからどうするのかしら?
と思っていたらGhosts of Dragonspear Castle購入者は最新版のプレイテストキットがDLできるようになった模様。
ルールは買え!ってことである。まあ当たり前か。
○Dreams of the Red Wizards: Dead in Thay(購入済み、未読)
サンダリングシナリオ三つ目その2のシナリオ
2014年5月スタートのエンカウンターズシナリオでもある…が、ほとんどが巨大なダンジョンアタックパートだとか。
Vault of the Dracolichのように、複数の卓でアドベンチャーを同時に進行することができ、巨大なダンジョンを複数の冒険者パーティーが同時に攻略していくような遊び方が可能。
卓数が多いエンカウンターズでやると盛り上がりそうだけど、飛び入りの敷居がちょっと高いかもしれんね。
○プレイテストキット(2013/10/14最終版)
ウィザーズ・オブ・ザ・コーストの公式ページで公開されていたプレイテストキットの
・序文
・遊び方
・キャラクター作成
・種族
・クラス
・背景と技能
・特徴
・装備品
・呪文
・マジックアイテム
・マルチクラス
・DMガイドライン
・モンスターデータ
・NEXT用シナリオ
・サンプルキャラクター×8
→ファイター/ドワーフ
→メイジ/エルフ
→レンジャー/エルフ
→ローグ/ハーフリング
→バーバリアン/ハーフオーク
→バード/ヒューマン
→クレリック/ヒューマン
→モンク/ヒューマン
※プレイテストキットは上記二つの正式公開後もバージョンアップをしているので、一応最新版はこちらになる。そのため販売されている物だと若干古いデータで遊ぶと言うことになるのは注意。
見て分かるとおり、プレイテストキットは製品版をver.1.0とするならver.0.5とか表記されるような、ひとつのシステムとしての公開となっている。
プレイヤーがキャラメイクをできるし、DMはシナリオ作成もできる筈である。
■NEXTの概要
プレイテストキットのバージョンアップでの変化などはあるものの、NEXTの根幹部分は一貫して変わっていないようだ。一番重視されているのは「遊ぶ際の煩雑さを無くす」と、判定周りの計算がとにかく楽であるように作られている。
自分は3.5版はせいぜいアイマス架空戦記でしか触れていない、にわかD&Dユーザーだが、4版でも色々と言われていた「ボーナスやペナルティの累積で計算を間違える」「バフやらなにやらが多すぎて管理できない」と言った点を「アドバンテージ」「ディスアドバンテージ」の二分類で管理できるように設定した上で、レベルなどによる判定結果値のむやみな上昇が無くなっている。
そのためこれまでの版ではかなりの強敵に対して1Lv冒険者はなすすべも無くやられていたのが、出目次第では「せめて一太刀!」とかできるようになっている。(この辺りはN◎VA-Dの低経験点キャラでも達成値高めに組めば普通にアクトに参加できるようなバランスで個人的に好き。)
Lvの上昇による強さの変化が中々見えないところを「嫌だ」と思う人も居るかもしれないが、結局のところRPGというのは自分のレベルが上がれば自然と出てくる敵のレベルも上がり、最終的には出目での勝負などになると言う点を思い出してほしい物である。(なんか昔RPGの解説本で同じような結論に至っている記事を読んだような気がする。)
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ダンジョンズ&ドラゴンズ NEXT - Analog Gamer
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